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スレッド: 私の抜毛症。始まり。

20代 / 抜毛症

私の抜毛症。始まり。

初めまして。
私は小学5年生頃から現在(20歳)まで抜毛症が続いています。

初めて何も隠さずに私の抜毛症についてお話しようと思います。
自己満足のスレッドになってしまうかもしれません。
また、下ネタというか性的なことも少し話すので、苦手な方はご注意下さい。

抜毛をし始めたのは、小学5年生くらい。

私の場合、無意識のうちにではなく、意識して毛を抜くようになりました。

抜く箇所は2箇所、髪の毛と陰毛。

まず髪の毛。
ポニーテールなど髪の毛をくくると、平になった頭頂部やこめかみ辺りに
短い髪の毛の毛先がツンツンと見えているのが気になり始めました。
はじめは洗面所の鏡で見ながら、親指と人差し指の爪で挟んで抜いていました。

でも、段々爪がへこんだり、割れる(爪の層が剥がれるような)ので、上手く抜けなくなってきました。
爪が割れて痛くても抜こうとしたり、指を変えてみたけど上手く抜けなかったり…。

どうしても抜きたい気持ちが溜まってくように感じました。

すると、母が眉毛を整えるためにピンセットを使っているのを見て、そのピンセットをこっそり使ってツンツンと生えてきた短い髪の毛を抜くようになりました。

爪で抜くよりも簡単に、そして綺麗に毛根鞘が抜けるのでとてもスッキリ、気持ち良くて、楽しかったです。

当時は毛根鞘だとは知らず、頭皮に詰まった脂だと思っていました。

髪の毛を抜くこと自体はダメなことだと思っていましたが、こんな奥に詰まった脂が取れてスッキリする、むしろ頭皮にはいい事なのでは、とも思っていました。
無知は怖いです。

また、気がついたらその毛根鞘だけを爪や前歯でスポっと抜いて食べるようになってました。
ちょっとしょっぱさがあって美味しく感じます。
時々、毛根鞘に血が着いていて、その毛根鞘は固くて歯ごたえが面白いです。

そして陰毛。
ちょうど生え始め、生理も始まった頃でした。
今まで何も無かった所に毛が生え始め、気持ち悪く感じたので抜いてました。

初めは数本なので、ちょっと抜けば元通り。
でも、だんだん抜くのが追いつかなかったり、もぐり毛が出来たりして、余計に気持ち悪かったです。

髪の毛とは少し違って、抜くことが気持ちいいと言うよりも、自分の変化が気持ち悪くて、抜いて元通りにしようとしていたと思います。
スッキリ感や楽しさが無いわけではなかったです。
あと、パイパンの方がかっこいいと思っていました。

これが私の抜毛のはじまりです。

今の状態は、相変わらず抜いています。

髪の毛はスキンヘッドにして、ちょっと生えても抜いて、また剃っての繰り返し。
全体を同じ密度にして、伸ばしたいです。
普段はウィッグを被っています。

陰毛は生え始めからずっと抜いているので、1回も生え揃ったことがありません。
頭のように常に見える場所では無いので、日常生活で困る事はないです。
ですがセックスをするとなると、
手入れをしている訳では無い、抜毛している場所という後ろめたさがあります。

これは私の好みですが、パイパンの方が好きなので、髪の毛のように生やしたいとは思っていません。
ただ、抜毛をしているというのが嫌なので辞めたいと思っています。
手足と共に脱毛してツルツルにするのが目標です。

なぜ抜毛するようになったのか。
なぜあんなにも毛が気になったのか。

たぶん、家庭、両親への違和感や不安を感じていたからだと思っています。
家族は両親と私、愛犬です。

抜毛そのものの話では無いので大まかな状況を。
私の抜毛が始まった頃は、母があまり家から出ないようになった頃でもあります。
本人が病院で診断された訳ではありませんが、父や私の話を聞いた精神科医やスクールカウンセラーは統合失調症の可能性はあると言っていました。

父と母の喧嘩も増え、私は反抗期(だったんだと思います)がきて両親と喧嘩。

私が中学生になり、高校生、専門学生になっても家庭の様子は変わりませんでした。

家庭状況が良くならないので、ストレスが溜まり、抜毛もどんどん酷くなっていきました。

中学1年生の頃は頭頂部の前の方を抜くことが多く、ハゲが出来ました。
髪のくくり方で工夫して隠していましたが、自分では出来なかったので、毎朝、ハゲが隠れるように母にしてもらっていました。

両親のせいでストレスが溜まっているのに、母にして貰わないと隠せない事がとても悔して恥ずかしかったです。

隠れて抜毛していたので、母は円形脱毛症と思っている、と思っていました。

しかしある時、こっそり洗面所で抜いている所を見られてしまいました。

恥ずかしいだけでは言い表せない気持ちになりました。

母からは「なんで抜くの?だめでしょ?生えてこなくなるよ?」というようなことを言われた記憶があります。
そしてピンセットを隠されました。

この頃には短い毛だけでなく、指で普通に抜ける毛も抜いていました。

でも、やっぱりピンセットで生え始めの毛を抜きたくなって、隠されたピンセットを探してはコソコソ抜いていました。
ピンセットの方が、もぐり毛も抜きやすいんです。

抜毛している事が両親にバレ、抜毛は更に酷くなりました。
そして、かかりつけだった小児科に連れていかれました。

中学生になってからアトピーになって、頭皮も黄汁が出たり、かさぶたが出来たりで炎症が酷くなっていた頃でした。

小児科では、かゆくて寝ている間にかいて抜けてしまうとだけ言いました。

別に嘘ってわけではないけど、それだけじゃないんだよな、かゆくなくても抜いちゃうんだと思いながら、その気持ちは言えませんでした。

炎症によって痒いからかく。
寝ている間にかいて毛が抜けている。
この2つをもとに、炎症を抑えて、副作用で毛が濃くなる事がある塗り薬を処方されました。

この薬で炎症が治まったら、ハゲてる理由が、抜いてしまう理由がなくなる。
この機会に抜くのを辞めないと、ただ抜いてる事になってしまうと思い焦りました。

でも、全然やめられませんでした。

1日抜かなくても、次の日には気がついたら抜いていて、目の前に髪の毛の束が出来ていました。

初めは意識的に抜いていましたが、この頃には無意識のうちに抜くことも増えていました。

洗面所や自分のベットの周りに毎日毛玉ができる。

どれだけ抜いたか丸わかりで、気がついた時にはハゲてる。

最悪な気分でした。
自分でも分からないし、自分自身が気持ち悪かったです。

荒れてる頭皮の辺りは毛根鞘が抜けやすく、毛根鞘を並べて一気に毛根鞘を食べてみたり、指で潰してみたり。

自分でも本当に意味が分からないです。

ベットをコロコロするとすぐ真っ黒になるのを見るのも嫌でした。

抜けた毛が嫌すぎて、丸めた毛玉に火をつけて燃やした事もあります。

中学1年生の頃は、普通に学校も好きだったし、部活に大好きな先輩がいたので部活をしに学校に行けていました。
でも、だんだん夜寝にくかったり、朝起きにくくなっていきました。

長くなってしまったので、今回はここで終わります。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

抜き始めて10年経って、ようやく自分から抜毛症に向き合えるようになってきました。
今までの自分を受け入れる、気持ちを整理したくて、書き出しています。
続きは気が向いた時に書きます。

1件のフィードバック

  1. すごく、すごく共感します‼️わたしも髪の毛と陰毛、あとは指の毛です。アンダーヘアは今脱毛に通っています。抜く毛がなくなったら私はどうなるのかなと自分なりの実験です。

    ご家庭の状況もとても伝わります。また続きを聞かせてもらえたら嬉しいです。

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