自己紹介
はじめまして。
私は2022年、20歳のときに脱毛症を発症し、髪の毛・眉毛などほぼ全身の体毛が抜け落ち、しばらくウィッグを使用していました。あれから3年が経ち、今ではウィッグなしで過ごしており、500円玉2個分ほどの脱毛を除いて、ほとんどの毛が戻っています。
大学では心理学を専攻しており、当時はカウンセラーになることが夢でした。しかし脱毛症の発症によるストレスでメンタルが落ち込み、その夢を一度断念した経験があります。通っていた大学病院や心療内科では、心理師によるカウンセリングが受けられず、薬物療法が中心だったこともあり、「同じ経験をした人の話を聞ける場所や、心理的サポートがもっとあったら…」と強く感じました。
その一方で、海外ではウィッグ会社にカウンセラーが在籍していることを知り、日本でも脱毛症について安心して話せる場所や、適切な心理的サポートが受けられる場をつくりたいという思いが私の夢になりました。
2024年には、オーダーメイドウィッグのお店のSNSに脱毛症の当事者として出演したり、ウィッグユーザーの座談会に参加したりしました。そこで多くの方と交流する中で、あの頃の自分が言えなかった気持ちや経験を、誰かの力になれる形で伝えたいと思うようになりました。
この患者会でも、皆さんのお話を伺いながら、私自身の経験も共有できれば嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。
