髪に症状があることをハンデにしない社会

静岡私立高校生とディスカッション開催アンケート📝公開

もし、自分の身近な人に髪がなくなる症状を持つ人がいたら・・・

同級生や家族、親しい人、出会う人に髪がなくなる症状を持つ人がいたら
あなたなら、どんなことが出来ると思いますか?
高校三年生の3名と、担任の先生を交えてASPJの活動についてディスカッションのお時間をいただきました。

📝ディスカッションの様子を文字起こしした記事はこちら📝

1,ディスカッションを終えて普段の生活や学校の中で
ご自身の気持の変化などがあれば教えてください。

脱毛症や抜毛症が身近なものに感じられるようになった。
もしも身近に患者さんがいたら、もしも自分が患者になったら、やれることを今から考えていきたい。

自分が当事者になったような気持ちで考えられるとても貴重な機会で、これからの人生においてもすごくためになりました。抜毛症などの病気を患っている方がもしかしたら凄く身近にいるかもしれない中で、軽はずみな言動はしてはならないということ、またそういった罹患者に何かしてあげようとするのももちろん大切だけど今まで通り接することの優しさなど、自分が今まで気にできていなかったことに対して生の声を聞いて深いところまで知れたことをすごく嬉しく思います。

今すぐ自分に何が出来るというわけではないかもしれないけれど、ただ少しでも”知る”ということが患者さんの気持ちに寄り添ってなんだか近い存在になれるような気がして、抜毛症というご病気やその他の病気でも理解しようと気持ちを傾けられる人が増えていくと良いなと感じました。

今回のディスカッションを終えて、私自身、”知る”という貴重な第1歩を踏み出す場を頂けて成長できたと同時に、これからの自分の行動、周りの人を本当の意味で受け入れようとする姿勢を学ばせていただきました。そして、すごく明るく笑顔でお話をして下さり楽しかったです!また機会があればぜひ一緒に参加させてください!本当にありがとうございました。

この世界にはいろいろな人がいて、その人たちとすべてを分かり合うのは難しいことだけど、違いを理解したり認めていくことが大事だと感じました。

2,ディスカッションを経て、髪のない人も日常を送りやすくなるようなアイディア
(コミュニケーションや価値観など)がありましたら教えて下さい。

ウイッグをファッションとして誰もが取り入れられるようにする。
ディスカッションの場を設ける。 TVやCM、SNSなど。

髪の毛がないことが決して珍しいことでは無いこと、非難されるようなことでは全くないということ、これらをもっと世間に浸透させていくべきだから、今活動なさっている方々の取り組みが広まっていくことがやはり1番大切だと思います。

もし友達に急に抜毛症だと打ち明けられた時、その病気の知識がなかったり乏しかったりしたとしたらきっとその相手の気持ちを汲み取るよりも自分自身の驚きが大きくなり自分と違うのだと決めつけてしまうように思います。
だからこそ、そういう病気で悩んでいる人がいる、といった漠然としたことでもより多くの人が知って小さな知識をもっておくことが大切だと思います。影響力のあるメディア媒体が最適なようにも思いますが、こうして私たちのように、お話を直接聞かせて頂いた人が周りに広めていけたら、少しだけ、それも患者さんが過ごしやすい居場所づくりの役にたててるような、そんな気がしています。

相談できる場を作り、広めていく。当事者の方に広めていくのはもちろんですが、そうじゃない人にもそういう場があるんだよっていうことを伝えていけば、また違う悩みを抱えている人も相談できる場をみつけていけるんしまゃないかなって思います。 また、人には人の素敵なところがいっぱいあるので髪がなくても他の素敵なところをいっぱいみんなが見つけられる社会になればいいなって思います。

【参加者】
静岡市立高校3年生3名・静岡市立高校教員 小林大介先生
NPO法人しずおか共育ネット代表理事 井上美千子様

【ASPJ】
土屋光子(ASPJ代表理事)鈴木明美(デザイナー)イシヅカマコト(アートディレクター・監事)

【実施協力】
株式会社PEER 代表取締役社長 佐藤真琴様

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IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所] 代表 川北秀人 様

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